nikkijamおすすめ
占いカフェ
懸賞ざくざく
人気ランキング
メニュー
メール送信
携帯へURL送信


|
|
「という訳で。龍人さまの村ってどこにあるか知りませんか?」
少女は一通り龍の伝説について語ると、目の前にいた男達に問いかける。
「…知らねぇな」
「あぁ。龍ってのはなかなかムカツク連中だからな、聞いてたとしてもすぐに忘れちまうぜ」
男達の反応はなかなか釣れないものだった。少女は明るく微笑み、男達に別れを告げた。
「そうですか、では他をあたってみますね」
「ちょいまち、嬢ちゃん」
「これからどこ行こうってんだい?もし他の連中にも龍の話を聞こうってんなら無駄だと思うぜ。それよりもよ…俺達と一緒に遊ばねえか?」
男達は明らかに下劣な目で少女を見る。少女はうんざりした表情で視線をはずすと、そのまま男達に背を向け歩き出す。
「お、ちょっと待てって!」
男の一人が少女を追いかけ、そのまま肩に手を触れる…と、その瞬間。男の手から「ジュッ」という音と煙が舞い上がる。
「ぐわぁぁっ!!」
「お、おい!」
少女はそれに気づき、不気味な笑みを浮かべながら振り返る。
「あ、そういえば私…結界張ってるんですよね…」
その目にははっきりと「狂気」と呼べるものが浮かんでいた…様に見えた。
|
|
|
かつてこの世界には龍と呼ばれる生き物が存在した。
すべての生き物の頂点に立ち、世界の王として君臨していた。
龍は、己の敵を食らうことによりその力を自らの物とし、他の生き物を恐怖に陥れた。
世界最古の龍は二種類存在していた。
ひとつは、蘭。とても美しい女性の姿をし、ありとあらゆる生き物を魅了した。
ひとつは、龍王。世界のどんな生き物たちより強く、ありとあらゆる生き物から崇拝されていた。
そして…
龍は、ひとつの種族として…龍族として。龍王の名の下にその数を増やしていった。
彼らは現在、この世界に散在して生きているという。
|
|
|