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#11 / 近づく嵐に気付いているかい?(2) |
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#11 / 近づく嵐に気付いているかい?(2)
「そこの君!ありがとう!ああ!危ないから退いていた方が身の為だぞ!」
彼等は颯爽と馬に跨り、ロイが手綱をひくと、馬はその俊足を見せつけるな惚れ惚れするスピードで街門の方へと駆け出していった。
あの二人の迫力に押され、呆然とそこに立ち尽くす男――数分後想い出した様に、何食わぬ顔で家に帰り、変わらぬ朝の情景を取り戻すのであった。
「まさか、あの二人組とはな…!巧妙な裏の手口という奴か…!まんまと騙されるとは、このロイ・クローブも落ちぶれてしまったようだ…」
「いいえ、ロイ。まだ望みはあるわ。私を誰だと思ってるの?これでも『カルディア』を主席で卒業した女よ――アカザが通信避けと探知避けしているとしても、彼女達なら…」
ライラックは目を閉じて精神を統一させた―――
あの時感じた魔力の跡を追う…。
「宿屋が最も強いけれど…もう此れは残りカス…。魔力は、街門を出て…森の方へ流れて、その先を進んでる…………」
「森の先?――――――――と、なれば…」
「「サンセットポートだ!!!!!!!!」」
ペルシウスの足並みがまた一つ早くなった。
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久々に有言実行が出来て物凄くうれしいです←
■お詫び。
ドン詰まりにハマっちゃったんでカチュアちゃん登場から話を削ってしまおうと想います。
・・・・カチュアちゃん、ごめんなさい・・・(´`)
ついでに今だ特設サイト出来なくてほんとごめんなさい |
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お久しぶりに御座います、愁です。
長期に渡る停滞ほんとうにごめんなさい(汗)最低だ・・・!
しかも夏休みももう終わるじゃん!!!
どういうこったい!← ホントごめんなさい…!!
とりあえず此れからは
毎週土日に一度は更新する
を目標に頑張りたいと想います!!!<(`^´)>
進行としては、・・・ギルド試験がまだ受けれてません。
6月から進んでねねえええええええええ(爆死)
書いては消して、書いては消してし、頑張ってスランプ抜けたいと想います…!
皆と創ったんだもんね、少年少女!と、私ひとりで書いてる訳じゃねえ!と(自分勝手を振りかざし)頑張ろうと想います。
こんな奴の書く物語でよければ皆、草葉の影から応援していて下さい。
早くブレス君も出したいな・・・=_=
ジャッくんも出したいし・・・=_=
出来る事なら(またまた自分勝手に)アシャンとかダース君とか出したいな・・・=_=
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| タイトル |
#10 / 近づく嵐に気付いているかい?(1) |
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#10 / 近づく嵐に気付いているかい?(1)
ルーラ達はアカザをパーティーに迎え入れ、サンセットポートを目指してルーガリッドを取り囲む森を歩いていた
アカザは半分溜息混じりに空を見上げながら、まだ始まったばかりの今日と云う日を想い返していた
陽が昇る前にベッドを抜け出して、気付かれない内に汽車に乗るつもりだったのに…此処まで計画が破綻してしまうなんて予想にもしてなかった
陽はもう昇りきり、次の汽車出るまでもう少ししかない
(とはいっても今から行っても充分間に合う距離だ。ホントは始発に乗るつもりだったのだがトラブル続きで間に合わなかった…)
いい加減、あの頭に血が昇りきった兄や姉も汽車と云う選択肢を思いつくかもしれない――そうなったら絶体絶命だ。少しでも早く目的地に辿りつこうと、アカザは歩幅を広げた
*
「ロ、ロイさん…!!ライラックさん…!」
「ん?どうした?」
必死の形相でロイの元にやってきたのは、あのルーラ達が街門の前でノックダウンさせた男の一人
此処までロイとライラックを探し街中を駆けずり回ったのだろう、額には汗が滲み、息遣いも途切れ途切れだったが…彼は伝えなければならなかった
「あの二人です!!あの二人なんです…!」
「?……何がだい?」
「あの、街門にいた二人が…!アカザさんを連れ去ったんです…!!」
ロイはライラックと顔を見合わせた
――あの二人?…あのアカザと殆ど大差ない年齢であろう、あの二人が?
非現実だ
なんてこの二人が思う筈もない
「何ィイイ!!!?そ、それは本当か!?本当なんだな!!?嘘だったらこの剣が黙ってはいないぞ!?」
「は、は、は、はい…ッ!!自分達はあの二人にノックダウンさせられてしまい…!!!!し、しかし!森の茂みに見えたあの可憐なシルエットは絶対にアカザさんです!間違いありません!!」
「ロイ!!!」「ライラック!!!!」
二人は同時に大声で叫ぶと(報告に来た男性はあまりの声の大きさにたじろいでしまった)、ロイが指笛を鳴らした。
遠くの彼方まで聞こえるその指笛の音を聞き付け、やってきたのは彼の愛馬であるペルシウス
「よく来てくれたな、ペルシウス……さあ、行くぞライラック!!!」
「ええ!!」 |
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#9 / 道中、よろしくお願いします。
――これは、渡りに船かもしれない。(船なんてないけど)
アカザはそんな事を考えていた。
自分は冒険者になるつもりはないが、サンセットポートでナディア行きの汽車に乗る必要があったからだ。
目の前にいるちょっとお頭の悪そうだけど、そこそこ腕が立ちそうな旅人が二人。
…あまり考えたくはないが、兄や姉の追っ手に捕まってしまった時一人では(…多分、…絶対……。)歯が立たないだろう。
「ねえ、会ったばっかで申し訳ないけど、提案がある」
「うん?」
「私も丁度サンセットポートに行く必要があるんだ…でも、途中で兄や姉に見つかる可能性もある。だから……君達に一同行してもいいかい?」
いいよー!……と、発そうとした声が喉元まで湧き上がってきた時、吸い込んだ息をルーラはそのまま飲み込んだ。
長年の経験が、シリウスの了承を得ろと教えてくれたからだ。
ルーラはチラと横目でシリウスの表情を窺い見る。
「ま…いいでしょ。『旅は道連れ、世は情け』って云う位だしね。…なにより、旅立ちを妨害したのは紛れもない私達な訳だし。」
「やったーー!!!」
「私、ルーラ・キャラット!で、こっちがシリウス・フィーナちゃん!トラスタから出てきたのっ!よろしくねっ!」
アカザはちょっと面喰らった。まさか、こんなに早く順応しようとは思っても見なかったからだ。
当然の様に満面の笑顔で差し出された手に驚きながら、アカザはその手を握った。
その手の暖かさは、妙に信頼出来るもので、アカザの口元が無意識に緩む。
「アカザ・クローブ。……短い間だけど、どうぞよろしく」
*
その頃のロイ兄とライラック姉たちは・・・
「アカザーーー!!!???どこだーー!!!捕って食わないから出てきてくれぇぇええーーー!!!!」
「ロイ…やっぱり誘拐…!!??」
「み、身代金か!!??で、電話だ…!!電話に気を付けろ…!ライラック、逆探知は任せたぞ!」
「ええ、平気よ。今日の私に挑んできた事を骨の髄まで後悔させてやるわ…」
「ああ…久々にこの剣が唸るぞ…」 |
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#8 / 冒険者に私はなる!
『で、ルーラ。此れからどうするつもり?』
『へ?何が??』
テラやエルセルカと別れ、ルーガリッドの宿屋に戻ったルーラとシリウスは、食事を食べ、風呂に入って、夜の至福の休憩時間を取っている真っ最中だった。
ルーラはベッドのスプリングと戯れ、その向かいのベッドに座ったシリウスは妙に真剣な顔付きだ。
『自由気ままな旅って言ったって、食事は必要になるし宿代はいるし…今あるお金じゃすぐに底着いちゃうわよ。』
『うーん…そうだよねえ〜…この宿代でもキツイしなあ…』
『テラは学者だから研究費とか支給されてるだろうし、エルセルカは見習いたって、そこそこの武器は作れるし売れると思う。
…でも私達は、ただ生きて冒険するだけ。…じゃあ、その内餓死しか道がなくなるわよ』
ルーラは天井をちょっと眺め…体のバネで『ほっ!』と上体を起こした。
そして、いつもの笑顔でシリウスと向き会う。
『ならッ!冒険者になろうよ!ギルドって登録に年齢制限ないって聞くしさっ』
『でも…試験は難しいって聞くじゃない?』
『ヘーキ、ヘーキ!だって最年少冒険者なんて…………何歳だっけ?』
『……………6。』
『六歳だよ!?私達より十歳も年下じゃんっ!六歳に出来て私達に出来ないなんて事ないない!』
ルーラはお気楽に笑ってみせた。
たまに、この笑顔は本当に何でも出来そうな気分にさせてならない――…シリウスはそんな事を考える。
『よォし!そうとなれば、明日の朝一で冒険者登録しにいこー!!』
『冒険者登録は何処でも出来るけど、試験受けるにはナディアまで行かなきゃならないわよ』
『えええ!?そうなの!?、そ、それじゃあ明日の朝一の汽車に乗ってナディアへ行って冒険者登録と試験受けちゃおー!!』
そんな経緯で…ルーラとシリウスは、今、この場に至る。 |
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#7 / 旅に犠牲はつきものだから。
ドコッ!
バシッ!
バコッ!!
「ゴハッ!?」
「何ッ!!?」
「これは夢見心地のレバーパンチ!!?」
ドサッ…
アカザを捜索してくれていた大の男三人組は各々その場で気絶してしまった
一人は頬に大きな痣を作って(アカザの投げた石は彼の頬を見事に捕らえたらしい)
一人はシリウスの魔法によって(火は魔法操作でもう消えていたが)
一人はルーラの直伝パンチが腹にあたった所為で(この中で一番被害が酷そうだ)
「あちゃー…ごめんなさい〜…」
ルーラはうんともすんとも言わなくなった男の前に屈み込んで、小さく口を覆っていた
大丈夫かなあ〜…と心配そうに顔を覗き込んでいる
「ちゃんと加減くらいしなさいよ…」
「いやあ〜したつもりなんだけどなあ…足りなかったみたい…」
苦笑いしながらシリウスに話しかけるルーラ。
毎度の事だが、はやり呆れを隠せないシリウスは眉間に皴を寄せながら溜息を吐いた
その時、茂みの中に隠れていたアカザが、まだ周囲を警戒しながら抜け出してきた
「ありがと、助かったよ」
「いや…元はと言えば…ね、この子があんなアホみたいな大声を上げなかったらよかっただけの話で…」
「うう…ひ、ひどいよ…シリウスちゃん…!そこまで蔑まなくたって…!」
「………………。」
「ご、ごめんなさい…」
無言の視線を送るシリウスと怯むルーラを見ながらアカザは笑った。
まだ会ってそんなに時間は経ってない。けれど、この二人はとても深くお互いを信頼している。その事が手に取る様に分かった。
アカザはその光景を、ほんの少し…羨ましいと感じた。
「で、あんた等はこんな朝っぱらから何してたの?」
「あ、えっとね。サンセットポートに向かってたの。朝一の汽車でナディアまで…」
「ナディア?」
『ナディア』…それは、この『東地方』の大都市。
この平穏な東地方で最も人の行き来が多い場所。
この地方で一番大きな教会がある事と、唯一ギルド登録試験が受けれる場所として有名な場所だ。
「――ああ…なるほど。君達、冒険者になるんだ。」
「そうなの!私達、冒険者になる事にしたんだっ!」
ルーラ達がそう云う事になった経緯は、ちょっと前に遡る。 |
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携帯にて更新中!
いつもご愛読ありがとうございますm(__)m
ずっと停滞しておりましたが、夏休みに入ればまた定期更新ができると思います。どうぞこれからも宜しくお願い致します
このところ小説スランプにかかっています(´`)文は書けるけど納得できないっていう…
MDDで何とか抜け出せそうなのですが…(それが何とも悶々とさせる…)
頑張ります。
あともう試験受けるだけなんだよ…っ! |
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#6 / クローブ兄姉(3)
「じゃあ妹を見かけたら…教えてくれ。名前はアカザ・クローブ。私はロイ・クローブ。彼女の兄だ」
「私はライラック・クローブ。宜しくお願いしますね…」
「ロイさん、ライラックさん!自分は、念の為、もう少しこの周辺を調べてみます!」
「ああ…頼んだよ。…よし、次だ!!!!!!!」
そう叫んで、ロイとライラック…そして、その他大勢の人々はいなくなった。
この周辺を探す為に残ったのはたった三人。
静かな沈黙が数秒間、流れた。
アカザが少しだけ茂みの中から顔を覗かせた。
こっちの三人もお互いの顔を見合わせて、コクンと頷いた。
アカザは茂みの中で石を拾い、二、三度手の中で試し投げた。
シリウスは一人の民間人に目標を絞り、小さな声で魔法詠唱を始めた。
ルーラは一人の民間人に近づいた。
そして、…
「ごめん!!!!」
「火炎魔法ファイア!!」
「キャラット直伝、猫☆パァァアアンッチチ!!!」
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#5 / クローブ兄姉(2)
彼女が森の茂みに隠れて数分後……大群を成した人々がルーラ達の元へ押しかけてきた。
皆、ザワつきながら怪訝な顔付きでルーラとシリウスを見つめる。
「「アカザ!?」」
彼女と同じブロンドの女性と男性が二人の前に立ちはだかる。
その心配そうな顔で先程会った少女の親族だと云う事が一目で分かった。
「何…いないぞ………まさか…ッ!?」
「それは…流石にないとは思うけど………アカザとあんまり年も変わりそうにないし…」
「君達…ストレートのブロンドのセミロングで、この世の物とは思えない程、可愛く可憐でちょっと儚さを帯びた私達の愛すべき妹を見かけていないか?」
「えっ?えぇぇえっとォォ……」
「見かけたの!!!?知っているの!!!?」
「えっ…あ…いぃぃッ!!!?」
彼女の兄姉二人に迫られ、口ごもるルーラを見かね、シリウスが彼女の背中の肉を思いっ切り抓った。
ルーラが言葉を切ったのをいい事に笑顔でシリウスが二人に対応する。
「ごめんなさい、多分貴方がたの探していらっしゃる方は見かけていませんわ…ご協力出来なくて申し訳ありません…」
「そうか……ん?じゃあ何故あんな大声を?」
「ああ…それは、この子は大の爬虫類嫌いでして…ちょっと大きな蛇を踏み付けそうになって。飛びのく前にあんな大声を……。まあそれで蛇も驚いて逃げてしまったんですけど…オホホホ、朝っぱらから近所迷惑ですよね…。すみません…。ホラ、あんたも謝る!!!!!」
「いッ…!!す、すみませんでしたぁぁあああッ!!」
その言葉を聞き、ロイとライラックは愕然とした表情を顔に表した。
質問する時の覇気はなくなり、消えいる様な声で「そうか…有難う」と二人に呟く。
彼等の失意の中にある言葉を聞いた時、ズキンと胸が痛んだのは嘘をついた二人だけではない。
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#4 / クローブ兄姉(1)
ルーガリッドの市民は、ルーラの上げた悲鳴を聞いた。
殆どの人間が手を止め、足を止め、声のする方の空を見つめていた。
「ロイ!街門の方だわッ!」
「ああ!アカザに間違いない!!」
その声を皮切りに全員が街門の方へ走り出した。
ロイとライラックも全速力で走り出す。
「何かあったのかしら…ッ」
「分からない――…ライラック、通信の具合は…?」
「さっきからやってるんだけど…繋がらないの。きっと通信避けの魔法が使ってあるんだと思うわ…」
「そうか…クソッ!!…アカザに何かあってみろ……今日がそいつの命日だ…」
「当たり前じゃない、地獄より凄まじい物を見せてやるわ…」
「事後処理は任せたぞ」
「ふふ…、得意分野よ。」
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「―――ッ!?むがむがっ!?」
アカザは冷や汗をかきながらルーラの口を力の限りに押さえた。
シリウスはその出来事に口を挟もうと声を出そうとしたが、アカザが物凄い剣幕で睨みつけた所為で、ヤバイと覚り、無意識にその声を体の中にしまい込んだ。
その時、近づいてくる大群の足音を確かに聞いた。
アカザの冷や汗は背中まで濡らしている。
…此処まで来て…!!失敗なんて出来るもんか…!!!!
「(私がいる事、誰もに言うなよ…ッ!!)」
舌打ちをしながらアカザは近くの森の茂みに逃げ込んだ。
口から手を離された事と、彼女がとんでもないスピードで森に隠れた事に呆気をとられ、ルーラとシリウスは何も言えないまま、その場に直立していた。
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破滅的に文字数が違います(メモ帳の1話で1800文字でした)
=ロイとライラックを動かすのが楽しすぎるって事です。
ロイ・ライラック絵は絶対書き残してやる。
メモ帳の方ではもう少しで武器を手に入れれそうです。頑張らなくては(−−; |
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